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人文社会科学部人間文化学科のポリシー
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CONTENTS人文社会科学部人間文化学科のポリシー

ディプロマ?ポリシー

1.世界の俯瞰的理解

  • 人間が生み出した多様な文化とその価値について深く認識するとともに、自然環境、国際社会に対する幅広い知識と俯瞰的な理解力を有している。
  • 地域がグローバルな動きと繋がっているという認識を持っている。

2.専門分野の学力

  • 人文科学の学問的な方法、ものの見方?考え方、知見を身に付けている。
  • 次に掲げる能力のいずれかを通じて、専門的な調査?分析?企画力を身に付けている。

文芸?思想メジャー

文学?芸術?思想?文化?言語の分野における幅広い学びを通じて、日本及び世界の諸地域の文化や歴史、思想、言語に対する理解を深め、人間や社会の問題について論理的かつ戦略的に考察するために必要な読解?分析能力、論理的思考能力、表現力、コミュニケーション能力を身に付けている。

歴史?考古学メジャー

歴史学、考古学の複合的な学びを通じ、正確な文献読解能力と文化財を扱う実践的能力、論理的思考能力を身に付け、現代社会の困難な課題に主体的に取り組むために、すべての事象には歴史性が存在するとの認識を持って過去?現在?未来を洞察することができる歴史的思考力を身に付けている。

心理?人間科学メジャー

人間の心のはたらきや行動に関する心理学の体系的な学び、及び文化人類学の観点からの人間文化の共通性と多様性に関する学びを通じて、地域?社会の心理的な問題の解決に寄与するために、自己と他者及び自他の文化を理解し、人間と真摯に関わることのできる能力を身に付けている。

3.課題解決能力?コミュニケーション力

  • 問題を認識し課題を解決するために、多様な情報を主体的に収集?分析?活用し、文章?口頭で的確に説明できる。
  • 問題を認識し課題を解決するために、人間、文化、社会を多角的に捉えて考察できる。
  • 問題を認識し課題を解決するために、目標に向かって多様な人々と積極的にコミュニケーションをはかる能力を備えている。

4.社会人としての姿勢

職業人や市民としての社会的責任と役割に関する自覚に基づいて、生涯にわたり自ら学び続ける積極性を備えている。

5.地域活性化志向

職業人や市民として地域の課題を見いだし、地域の持続的発展に主体的に携わる意欲と能力を有している。

カリキュラム?ポリシー

1.教育課程の編成?専門分野の学力育成

  • ディプロマ?ポリシーで定めた 5 つの能力を育成するため、共通教育に加え、文芸?思想、歴史?考古学、心理?人間科学の3メジャーからなる体系的な専門教育課程を置き、さらに学生が目的意識を持って選ぶサブメジャー(副専攻)を合わせた4年一貫の教育課程を編成する。
  • 専門分野ごとの学問的な知見、ものの見方?考え方、方法、専門的調査能力及び企画力を身に付けさせるため、「学部基礎科目」をはじめとする基礎的な専門科目を1年次と2年次に、発展的な専門科目を3年次以降に配置することにより、4年間を通じて効果的に積み上げる専門教育課程とする。
  • 専門分野ごとの学問的な知見、ものの見方?考え方、方法、専門的調査能力及び企画力を身に付けさせるため、メジャー選択に際し単位取得を要する科目(メジャー要件科目)を1年次に履修させた上で、1年次終了時にメジャーを決定し、メジャー必修科目を含めメジャーの特色に沿って配置された専門科目群を2年次以降に履修させることにより、体系的に学ぶ専門教育課程とする。
  • 4年次にメジャーの専門性に基づく卒業研究(6単位)を必修とし、学びの集大成と位置づける。

文芸?思想メジャー

文学?芸術?思想?文化?言語に関する体系的かつ広範な専門知識?研究方法を身に付けるための講義系専門科目(レベル2~3)を置く。また文献読解能力及び分析技術を高めるために、講読演習を2年次から3年次にかけて選択必修科目(レベル2、4単位)として置き、実践的なコミュニケーション、プレゼンの要素を加えた総合的な表現能力を養うために専門ゼミナール(レベル3~4、8単位)を必修科目として配置する。以上の学びを通じて身に付けた知識?技能?考え方を駆使して、4年次に特定の課題を設定した卒業研究に取り組み、専門的な調査?分析?企画力を育成する。

歴史?考古学メジャー

歴史学、考古学分野の体系的かつ幅広い専門知識?研究手法、研究を進める上で必須の史料読解能力を身に付けるために講義系専門科目(レベル2~3)及び史料講読演習(レベル2、4単位選択必修)を置き、さらに専門ゼミナール(レベル3~4、8単位必修)を置いて専門的な研究手法に磨きをかける。また、文化財や古文書を扱う実践的?専門的技法を身に付けるための文化遺産実習(レベル2~3)、歴史学、考古学分野の学びを地域?社会のフィールドでいかす手法を身に付けるための文化遺産実践演習(PBL科目、レベル2~3)を置く。以上の学びを通じて身に付けた知識?技能?考え方を駆使して、4年次に特定の課題を設定した卒業研究に取り組み、専門的な調査?分析?企画力を育成する。

心理?人間科学メジャー

心理学、文化人類学分野を知る導入として、メジャー必修となる基礎論(レベル2)を1年次後期に置く。2~3年次には、メジャーの基幹授業であり、心理学、文化人類学における研究法を実践的に学ぶ研究法演習(レベル2~3、8~12単位)を置いている。それらの授業で培った思考力と実践力をさらに講義系科目(レベル2~3)及び演習系授業(レベル3~4、専門ゼミナールは8単位必修)において磨きをかける。以上の学びを通じて身に付けた知識?技能?考え方を駆使して、4年次に特定の課題を設定した卒業研究に取り組み、専門的な調査?分析?企画力を育成する。

2.課題解決能力?コミュニケーション能力の育成

  • 情報を主体的に収集?分析?活用し、文章?口頭で的確に説明することができる能力を養成するため、1年次から4年次まで、専門性の段階に応じた必修のゼミナール形式科目を置き、少人数によるアクティブ?ラーニング中心の教育を実施する。
  • 多様な人々とコミュニケーションをはかって課題解決に取り組む積極性を涵養するため、上記のゼミナール形式科目を置くとともに、メジャーの特色に沿った実践的科目、PBL科目を置く。
  • 人間、文化、社会を多角的に捉えて考察できる能力を養成するため、各メジャーが用意する7つのプログラムと、全学共通?学部共通で用意するサブメジャー専用の4つのプログラムからなる計11のサブメジャープログラムを置き、その中から少なくとも自メジャー以外の1つを学生が選択し、履修するものとする。

3.実践的英語力?国際化志向

  • メジャー毎に、学問分野の特色をいかした国際的視野を育む科目を配置する。文芸?思想メジャーには、ヨーロッパやアジアの文化?文学?思想を幅広く学ぶ科目群を、歴史?考古学メジャーには、日本列島を視野に入れた世界史、ヨーロッパ史、アジア史を学ぶ科目群を、心理?人間科学メジャーには人間文化の多様性を学ぶ文化人類学の科目群をそれぞれ置く。
  • 基盤教育科目「プラクティカル?イングリッシュ」により実践的英語力を養成するとともに、一層の語学力向上と国際的視野を育む科目を学部共通科目に配置する。
  • 専門分野の英語の高度な運用能力を身に付けるため、文芸?思想メジャーには実践的英語科目を複数置き、同メジャー及び歴史?考古学メジャーには英語系講読演習科目を複数置く。
  • 学生の目的意識に応じて、より高度な実践的英語力?国際化志向を養成するため、次の全学共通プログラムをサブメジャープログラムとして指定する。
    • 「グローバル英語プログラム」(20単位):高度な英語コミュニケーション力を養成する
    • 「日本語教育プログラム」(26単位):外国語としての日本語の教授能力を養成する

4.地域志向

  • 基盤教育科目「茨城学」により、地域についての認識を深め、地域の持続的発展に携わる意欲を涵養する。
  • 地域についての認識を深め、地域の持続的発展に携わる意欲と能力を養成するため、メジャー毎に、学問分野の特色をいかした地域をフィールドとする実践的科目?PBL系科目を配置する。文芸?思想メジャーには地域と協同して文化を通じた地域活性化の企画?運営を行うPBL科目(地域と文芸?思想)を、歴史?考古学メジャーには歴史学的視点で地域と協働するPBL科目(文化遺産実践演習)を、心理?人間科学メジャーには地域でのフィールドワークを行う実践的科目(研究法演習)をそれぞれ置く。
  • 学生の目的意識に応じて、より実践的に地域で活躍できる能力を養成するため、次のサブメジャー専用プログラムを置く。
    • 「人文社会科学部地域志向教育プログラム」(16単位):地域課題の解決能力を養成する
    • 「行政マネジメント研究プログラム」(16単位):公務員としての知識?能力を養成する

5.社会人としての姿勢

  • メジャー毎に学問分野の特色をいかした、アクティブ?ラーニングによる科目を配置し、自律的に学ぶ積極性を涵養する。
  • 基盤教育科目「ライフデザイン」により、市民としての役割の自覚、生涯学び続ける意欲を涵養するとともに、キャリアを考える学部共通科目として「インターンシップ」「社会人入門」を置く。

6.教育の質の向上

  • 4年間を通じて学生担任制によるきめ細かい履修指導を行う。
  • ディプロマ?ポリシーに沿った到達目標に基づき、学修成果の可視化を図る。
  • 授業の到達目標を実現するために、授業アンケートや教員集団FD等を通じた点検により、学修時間を確保することを含めて科目毎の教育方法を検討し工夫する。

アドミッション?ポリシー

入学者に求める能力?資質

人間文化学科には「文芸?思想メジャー」「歴史?考古学メジャー」「心理?人間科学メジャー」があります。そこでは、人文諸科学の幅広い学びを基礎とし、心やことばの問題をとおして人間の本質を探求するとともに、日本および世界の諸地域の歴史や文化についての理解を深めることにより、人間とその文化の深層を見抜き、よりよい人生、よりよい社会の構想を提案できる力を身に付けた人材を育成します。

したがって、人間文化学科において入学者に求める能力?資質は以下のとおりです。

  1. (知識?技能)人間文化学科における専門分野の学修に必要な基礎学力
  2. (知的関心)
    ア)文芸や思想、日本を含む世界の歴史、人間の心理や文化についての広い知的関心
    イ)人間文化の諸問題を、文学、哲学、言語学、史学、考古学、心理学、文化人類学などの手法を通じて自ら発見し、解決しようとする積極的な意欲
  3. (思考力?判断力?表現力)
    ア)人間文化に関わるさまざまな課題を他者とともに解決していくための基礎的な思考力、判断力、表現力
    イ)文芸や思想、日本を含む世界の歴史、人間の心理や文化を深く理解するための読解力や分析力、自分の意見をわかりやすく表現するための記述力などの基礎
  4. (主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)自主的?主体的に、さまざまな人々とコミュニケーションを取りながら、協働して活動する意欲

入学者選抜において評価する能力?成果

人間文化学科の入学者選抜において評価する能力?成果は以下のとおりです。

  1. 専門分野の学修に必要な国語、地理歴史?公民、数学、理科、外国語に関する基礎学力
  2. 文献?資料の読解のための英語に関する基礎学力
  3. 文芸や思想、日本を含む世界の歴史、人間の心理や文化に対する知的関心
  4. さまざまな課題を解決していくための基礎的な思考力、判断力、表現力
  5. これまでの学習や生活において、さまざまな人々とコミュニケーションを取りながら協働して活動した経験、あるいは探究活動の経験

関連リンク

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